経済

トレードオフと機会費用とは?わかりやすく解説。高校生レベルの内容。

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この記事ではトレードオフと機会費用について解説します。

トレードオフや機会費用は大学生のミクロ経済学にて学ぶ重要な概念のため、

詳しく説明すると物凄く長くなってしまうので、この記事では『資本主義経済』を理解するための

基礎知識として大学受験レベルでのトレードオフと機会費用について解説したいと思います。

 

資本主義経済に関しては、『資本主義経済とは?わかりやすく解説。社会主義経済との違い。』の記事をご覧ください。

 

トレードオフとは?

自分が欲しい何かを手に入れるためには、別の何かをあきらめなくてはならない、ということ。

経済学では『希少性の原理』があります。

世の中にある資源には限りがあり、そのため人々が手いいれたいと思う商品のすべてを生産することはできないため、何かを諦めなくてはならないという原理です。

 

経済学者のアダムスミスは、『ダイヤモンドの矛盾』という理論を展開しました。

生きるために必要な水は、ペットボトル1本100円だし、赤ん坊を育てるミルクは数百円なのに、命に関わりの無いダイヤモンドは何百万円もする。

私たちは、人の命よりもダイヤモンドに価値を感じているのか?

という矛盾です。

これは希少性と価格の原理で、水は人の命にとって重要ですが大量にあるために価格が安く、ダイヤモンドは数が少ないために価格が高いというものです。

 

トレードオフも希少性の原理により起きている現象です。

トレードオフは、「両立できない関係」という日本語に訳すこともできて、

ある欲しいもののために1,000円を使ったら、他の何かの支出を1,000円削らなければならないということです。

人は経済活動をしていく上で、絶えず、「あちらを立てれば、こちらが立たない」相反する関係に直面して生活しています。

 

例えば、車を購入する時に、機能や安全面を重視するとコストがアップするが、

コストを下げようと思うと、機能や安全面を放棄しなければならないという事です。

軽自動車は100~200万円で購入できますが、大型車と追突した際に大ケガを負ってしまうかもしれません。

一方、丈夫な外国の大型車を購入しようと思うと、安全面では良いかもしれませんが、数百万円のコストがかかってしまいます。

このように、何かを取ると何かを手放さなければならないのがトレードオフなのです。

 

政治を例に挙げると、国民の福祉を充実させようと思うと、税負担が大きくなるといった事や失業率が低下すると消費が増えるので物価が上昇するといった事です。

 

管理人
何かを手に入れるためには何かを手放す必要があるって事だね!

 

機会費用とは?

あるものを手に入れるために放棄したものの価値をお金で評価したもの

トレードオフで選択しなかったものをお金の価値に換算したものを機会費用と言います。

 

例えば、受験勉強。

浪人をして1年間勉強に勤しむとすると、「もし勉強していなかったら、1年間アルバイトができて200万円稼げたはず」なので、

機会費用は200万円となります。

このように選択しなかった場合の価値をお金ではかったものが機会費用なのです。

大学に4年間通うという選択は、働く事をほうきするということなので、大学に進学する機会費用は、働いて得ることができたはずの賃金と等しくなるわけです。

 

機会費用の概念は、限りある人、モノ、カネのをどのように配分するか?を考える上で重要な概念です。

 

資産運用においても、例えば5,000万円というお金を銀行に預けていてもほとんど金利がつかないため、

預けておくと「本来得られるはずの利益」を失っていると考えています。

そのため、株式や債券などに投資を行うのです。

 

管理人
それをしていたら、いくらになっていたのだろう?というのが機会費用だね。

 

まとめ

この記事ではトレードオフと機会費用について解説しました。

トレードオフとは何かを手に入れるために何かを放棄しなければならない事です。

機会費用は放棄したものを「やっていたとしたら、いくらになっているか?」という費用のことを言います。

資本主義経済では個々人が自分の利益のために、自由に行動を行い

価格を中心に市場経済が営まれるため、トレードオフや機会費用を1人1人が考えて行動する事によって市場が効率的になると考えられています。

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