民主主義

政治とは一体何か?簡単にわかりやすく解説。定義と社会との関係

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この記事では政治とは一体何か?という事について解説します。

日々、テレビを見ると政治や経済に関するニュースを見ない日はありません。

しかし、政治とは一体何なのか?ネットで調べてみても、政治に関する思想や政策などが検索に上がってきてしまい、

そもそもの政治の意味を説明している記事は少ないように感じます。

 

ここでは、中学生・高校生向けに政治の意味を考えてみたいと思います。

 

政治とはそもそも何か?

定義

利害関係を調整し社会秩序を維持する行為

定義だけ見てみると難しく感じますね。

言い換えると、人々が社会生活を営む中で、発生する意見の違いやお互いの利害の対立などをうまく話し合って、解決していくことを政治と言います。

私たち人間は1人で生きていく事はできません。

食事を作るという1つの行為でもスーパーで働いている方々や食材を運んでくれる人、食材を作っている人々など、色んな人の力を借りて生活しています。

つまり、人間とは社会的動物なのです。

 

管理人
アリストテレスも『政治学』にて「人間とは社会的(ポリス的)動物である」と発言しているね。

社会とは

人間が生きていく時に必ず参加する生活共同体のすべて。生まれた瞬間から「家族」という社会に属する。やがて地域社会の構成員となる。

 

人間が2人以上存在すると、大小さまざまな集合体が生まれます。

人類が誕生してから、人々は集団で生活するようになり、最初はムラやマチという小さな共同体でしたが、それから市民社会、国家という形に発展していきました。

そして、社会が成立すると様々な人の利害や意見が対立するようになります。

そういった人々の利害を調整する行為、そして社会の秩序を維持する行為が政治なのです。争いの無い望ましい社会を実現するための機能が政治なのです。

 

政治には権力が不可欠

現代の基本的な政治は、

法律を作る(立法)
法律を執行する(行政)
法で解決する(司法)

といった具合で、法律というルールを社会に属するメンバーが守る事で秩序を維持します。

 

しかし、人々の話し合いで作られた法を無視する人も出てきます。世の中が方法律を守らない人だらけだったらどうなってしまうでしょうか?

争いや対立が絶えない社会になってしまいます。そのため法律を守ってもらうために、

「強制的に従ってもらう必要性」が出てきます。

これを「権力」と言います。

社会に属するメンバーが承諾しない事柄に関しては、服従させるための強制力が社会を維持していくためには必要不可欠なのです。

法律を持っている国家は、一度決定したことを全国民に従わせることができる強い強制力を持っています。

権力の定義

他人を自己の意思通りに支配し、服従させる力。物理的な強制力の裏付けをもって、人々を支配する力でもある。

管理人
その法の持っている強制力を担い手が裁判所や警察ってわけだね!

政治とは社会生活を営む人々の間で発生する考え方の違いや利害対立などを調整することと説明しました。

政治は権力という裏付けがないと成立できないのです。

私たちはもし交通ルール破ってしまったら、警察の指示や命令に従います。

従わななければ罰せられてしまうからですよね。警察は罰金を貸したり、従わないで国民が暴れた場合は身柄を拘束する権力をもっています。

その警察に権力を与えているのは法律でああり、法律を作るのが政治家のお仕事です。

 

マックスウェーバーの権力の正統性に関しては、『マックスウェーバーの「権力の正統性」とは?伝統的支配・カリスマ的支配・合法的支配』の記事をご覧ください。

 

管理人
軍隊や警察などは人々を服従させるための物理的強制力の例だね

 

政治権力と国家権力

権力についもう少しだけ詳しくお話します。

人々を支配する力を権力と説明しましたが、政治権力、国家権力という言葉を覚えておく必要があります。

政治権力とは

政治活動の場で発動される権力。国民を対象としていて、基本的には多数の人々の同意と賛成で支えられている。

私たちが生活している日本では、都道府県、市区町村、さまざまな単位で人々が生活しています。

例えば、京都であれば景観条例という条例が出されていて、京都のお寺や古くから伝わる伝統を守るために派手な装飾品の建物などが禁止されています。

京都に住む人たちはこの景観条例を守って生活していますね。

この条例は京都に住む人達の代表である議会で話し合いがされ、「多数の人々の同意」にって決定されました。

こういった政治活動の場面で発動される権力を政治権力と言います。

現代の民主主義の政治では、ある特定の主張を持った人々は政党という組織を作ったり属したりして、権力を求めて選挙で戦います。

そして、選挙で勝った政党は、政治権力を使って、自分たちの考え方にあった社会をつくるために社会のさまざまな問題を解決しようとするのです。

 

国家権力とは

国家が持つ組織的な強制力。国民に対しては統治権、警察権、徴税権などの強制力を持つとともに、武力行使、経済制裁など外国に対する強制力としてもあらわれる。

国家権力とは国という単位の社会が国民や外国に行使する権力です。

国家という社会を維持するためには、国民や外国に国家権力を行使して、争いのない社会を維持しなければなりません。

国家は国民から税金を徴収する権利があり、国民はこれに従わないと罰せられてしまいます。

交通の取り締まりや現行犯逮捕なども国家権力の例と言えるでしょう。

国家の権力は1人の人間あるいは1つの政党だけに集中すると独裁政治になってしまいます。

そのため国家に属する国民には、選挙を通して政治に参加する参政権が与えられていて、国家に対して要求したり、批判したり意見を言うことができる自由権が与えられています。

 

現代の民主主義では1つの機関に権力が集中しないように、

三権分立(立法・司法・行政)となっています。

管理人
アクトン卿も「絶対的権力は絶対的に腐敗する」と発言していて、権力を分散させる重要性を述べているね。

まとめ

この記事では政治について解説しました。

政治とは人々が暮らす社会を争いのない状態で保つために必要な調整機能の事です。また政治とは権力を求める戦いの事でもあります。

代表的なものが国家。政治を行うためには権力が必要なのです。

 

 

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