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【まとめ】桜を見る会の問題についてわかりやすく解説。

この記事では桜を見る会についてわかりやすく解説します。

2019年の11月に入って、内閣総理大臣が恒例行事として行う「桜を見る会」の問題点が指摘されています。

事の発端は野党側が、「桜を見る会」に安倍首相の地元後援者が多数招待されている事を追求して、野党の合同調査チームを立ち上げることを発表した事です。

国の税金で開催されている「桜を見る会」に対して、安倍首相の地元後援者が多数招待されていたとなれば、選挙活動と見なされてもおかしくないという論点です。

桜を見る会は過去5年間で参加者は3割以上増えて、支出に関しては8割も増えているとのことだったのです。

この桜を見る会の問題は収束する気配もなく、次々と新たな問題点が指摘されています。

この記事では、桜を見る会の問題点をまとめて紹介します。

 

そもそも桜を見る会とは?

戦後60年以上続く内閣総理大臣が各界において功績がある人を労うために開催される恒例行事

桜を見る会は1952年から続く恒例行事となっており、皇族、議員、知事だけでなく、スポーツ選手や芸能人など各界で活躍している人達が1万人以上招待されます。

桜を見る会は新宿御苑で行われますが、招待客は無料で参加が可能です。

招待客の選定に関しては、各府省庁からの意見を参考にして内閣官房と内閣府が決定する事となっています。

 

元々は1881年頃から皇族主催で「観桜会」として国際親善を目的として行われていましたが、

1952年に吉田茂首相が「観桜会」を復活させる形で、「桜を見る会」とした事が始まりとなっています。

つまり、伝統と歴史がある行事となっているのです。

毎年必ず行われているわけではなく、2011年の東日本大震災や2012年の北朝鮮弾道ミサイルの影響などで中止をしている年もあります。

 

今回の野党側からの指摘とマスコミの報道を受けて、2019年11月13日菅官房長官は2020年に実施予定だった「桜を見る会」の中止を発表しました。

 

管理人
伝統的な行事が中止になってしまうのは寂しい気がするね!

 

桜を見る会の問題点

支出額の増加と招待基準の不透明さ

桜を見る会は2014年以降支出額が毎年増加しています。

桜を見る会に割り当てられている予算は1766万円ですが、2014年の支出額は3,005万3,000円となっており、2019年に至っては5,518万7,000円と約2,500万円支出が増加しています。

桜を見る会は2019年11月に入ってからその問題点が指摘されていますが、

2019年5月13日の衆議院決算行政監視委員会にて日本共産党宮本徹議員は、第二次安倍政権のこの5年間にて支出が予算を大幅に上回っており、増加し続けている事に対して指摘しています。

2019年11月8日の予算委員会でも再び日本共産党の議員により予支出の増加を指摘されました。

 

もう一つの問題点は招待基準の不透明さです。

桜を見る会は、各界で功労、功績があった物等として第二次安倍政権以降は「等」という文言が付け加えられています。

2019年の招待客15,000人の内訳は以下のようになっています。

約6,000人 各省庁推薦の功労者・各国大使・国会議員・勲章受章者
約6,000人 自民党関係者からの推薦枠
約1,000人 安倍総理大臣からの枠
約1,000人 副総理・官房長官・官房副長官からの枠
約1,000人 国際貢献や芸術文化などの特別招待者や報道関係者、公明党関係者など

立憲民主党の落合議員は2019年11月12日の衆議院本会議にて、

「数百人の安倍総理後援会の参加者が、どのような功労や功績があったと把握されていますでしょうか」

と選定基準に曖昧さについて追及しました。

招待客リストの文書は保存期間1年未満の文書としてすでに破棄されてしまっているため、野党側は電子データの提出を求めていますが、政府はこれには応じていない状況です。

内閣府担当者は、「招待客については、招待されたかどうかを含めて個人の情報に関することであるから、従来からお答えを差し控えている」としています。

 

管理人
テレビだと芸能人やスポーツ選手の参加が良く映されているよね!

 

夕食会の会費に関しての疑惑や問題点

桜を見る会の前日に、ホテルニューオータニにて、地元の後援者達を多数集めて「夕食会」が開催されました。

この「夕食会」には安倍首相の支持者約850人が参加して、そのほとんどが桜を見る会に参加をしたとされています。

疑惑として指摘されたのは、ホテルニューオータニの宴会に関しては公式HPによると1人11,000円以上~という表記があるにもかかわらず、実際には1人5,000円ほどで夕食会に参加したという点です。

もしホテル側が安倍首相主催のパーティーという事で値引きをしたのであれば、忖度があったという事になりますし、差額を安倍事務所が支出したのであれば報告が必要という点が問題点です。

これに対して安倍首相は、

「夕食会含めて、旅費、宿泊費等の全ての費用は、参加者の自己負担で支払われております。安倍事務所なり安倍晋三後援会としての収入・支出は一切ございません」

と発言しています。

1人5,000円という価格設定に関しては、多数の方々がホテルに宿泊者であるという事を踏まえてホテル側が設定した金額ということで、

政治資金規正法では収支が発生してはじめて報告義務があるため、参加者が直接会費を夕食会参加時に現金にて支払ったのであれば、明細などは無いという事でした。

 

あまりに夕食会の価格が安いとホテル側に独占禁止法(不当廉売)の疑惑も生じてきます。

参加者の5,000円を850人分、安部事務所が立て替えをしてホテル側に払ったのであれば、ホテル側は収入印紙を領収書に貼る必要がでてきますし、また仮に差額分を安部事務所ではなくホテル側が負担したという認識であれば、差額分は献金として扱われる可能性もあります。

安倍夫妻は夕食会の会費は支払っておらず、最初の乾杯以外も飲食はしていないので「ゲストのようなもの」という認識となっています。

 

管理人
首相だからといってホテルが特別扱いしていないかという点が注目されているね!

 

反社会的勢力が参加したとされる問題

桜を見る会に反社会的勢力が参加したかもしれないという疑惑に対して、11月26日に菅官房長官は、

「ご指摘いただいたのは事実。結果的に入れていたのだろうと思っている」

と、反社会的勢力が参加していた事を認めました。

そして翌日27日の会見では、菅官房長官は、『反社会的勢力は様々な場所で使われており、定義は一義には決まっていない。』

と反社の定義は決まっていないと発言しました。

この発言には、これまで反社会的勢力とのかかわりを持たないために対応してきて民間企業の法務部はガッカリしたのではないでしょうか。

2007年の第一次安倍政権時に反社会的勢力を、

暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人

と定義づけて「犯罪対策閣僚会議」は指針を打ち出していました。

民間企業は反社会的勢力とのかかわりあいを持った従業員や所属人員を厳罰に処分してきたため、政府が自ら定めた指針を破り「結果的に入っていたのだろう」という姿勢に反発を示しています。

 

また、高齢者を対象に悪徳商法を繰り返していたとされる「ジャパンライフ」の山口会長も桜を見る会に招待された事を、「広告材料」として利用していました。

前述した、安倍首相の招待枠でジャパンライフの会長が招待されていたという疑惑も深まっています。

招待客リストに関しては2019年G.W明けにシュレッダーにかけられてしまいましたが、野党側はシュレッダーの復元を求めています。

管理人
シュレッダーが復元できないという姿勢もかなり問題になっているね!

 

まとめ

この記事では桜を見る会の問題について解説しました。

桜を見る会に関しては2019年の春の時点で共産党議員が支出の増加や参加者の選定基準の不透明さを国会にて追求していましたが、参加者リストはその後シュレッダーにかけられてしまいました。

日本テレビが入手した資料によると、2010年~2012年の民主党政権時も後援者に招待が呼びかけられていたことがわかりました。

2010年~2012年は結果として桜を見る会は中止となっていましたが、伝統があり歴史のある桜を見る会は首相の地元後援者を招待する事に関しては問題ないと認識している方々もいるそうです。

今回の一連の桜を見る会の問題に関して、皆さまはどのように思われるでしょうか?

批判だけではなく冷静な忌憚の無いコメントを頂けると幸いです。

 

 

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