民主主義

クーデターと革命とは?クラウセヴィッツの戦争論も。

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この記事ではクーデターと革命について解説します。

 

主に近代国家において社会生活を営む人々の間で発生する考え方の相違や利害対立などを調整して、社会秩序を維持して、

争いのない社会を実現することを「政治」と定義しました。

政治をには社会のメンバーに服従させる強制力が必要であり、国家においては警察や税金の徴収などの国家権力が備わっています。

 

今回は既存の政治の支配者や体制を一挙に変えてしまうクーデターや革命について解説します。

 

クーデターと革命の違いは?

クーデターは一般的に、非合法の暴力によって引き起こされる政変の事を言います。

クーデターはフランス語が語源で「国家に対する一撃」という意味を表しています。

クーデターの特徴は、「支配者階級内部での権力の移動」という事が上げられます。つまり、すでに人々を支配している人達の内部でもめ合い武力行使を伴う「内乱」の事なのです。

歴史的にはアフリカやラテンアメリカ、アジアなどの軍が政治を支配している国でクーデターが起きています。

クーデター

クーデターは支配者層内の暴力による内乱。ナンバー2がナンバー1を暴力で引きずり下ろすような事

 

それに対して、革命とは比較的短期間のうちに実力によって支配権力を交代させることです。

つまり、政治体制が抜本的に変わってしまいます。

革命は英語でレボリューションですが、レボリューションはラテン語の「回転する」という言葉から来ています。

革命の最たる例は1789年のフランス革命。

それまでの絶対王政の制度を市民が倒した市民革命は、市民が政権を王様から奪っているため革命の分類します。

革命

比較的短期間のうちに実力によって支配権力を交代させること

革命ではそれまでの古い政治体制を新しい政治体制が抜本的に変えてしまうという性質があります。

 

 

クーデターと革命の違いがおわかりになったかと思います。

まとめ

〇クーデター
同じ支配者階級同士の内乱。主に暴力を伴い、軍が政権を支配している発展途上国で多く起きる。

〇革命
実力によって支配権力が交代すること。政治体制が抜本的に変わってしまう。

 

クラウセヴィッツの戦争論

クーデターや革命は主に1国内の出来事でした。

1789年のフランス戦争も市民が王政を倒した事で革命が起きています。

 

その後、1832年にプロイセンの軍人だったクラウセヴィッツは「戦争論」を発表して、戦争と政治について深い考察を展開しました。

それまでの「戦争」はいわゆる貴族同士の争いがメインでした。

しかし、ナポレオンの登場(ナポレオンは遠征して戦争をした人物)によって「戦争」が国民的軍隊同士の戦いとなり、

つまり、国と国同士の総力戦に大きく変化したとしているのです。

 

クラウセヴィッツは「戦争論」の中で、「戦争は政治目的を達成する手段」。政治の延長であるとしているのです。

政治とは社会秩序を維持するために争いのない望ましい社会を実現するための機能と定義しましたが、

国同士に限って言えば、自国の政治目的を達成するために戦争を行うという面も見えてくるのです。

 

まとめ

この記事では、クーデターと革命の違いについて解説しました。

政治を運営する政権を倒す方法としてのクーデターや革命。

2つの言葉の違いを理解しましょう。

 

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