民主主義

大統領と首相の違い。大統領と国家元首とは?アメリカの大統領の特徴

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この記事では大統領と首相の違いから、アメリカ合衆国の大統領制の特徴を解説します。

アメリカはイギリスの植民地脱却した独立戦争の時に13の州を束ねた経験があります。

現在では50の州からなりますが、州ごとに憲法があり、軍隊も裁判所もあります。

それら州を代表する形が連邦制となりますが、リーダーとして大統領が君臨しています。

 

今回は、大統領と首相の違いから、大統領制と言えばアメリカが特徴的なためアメリカの大統領制について解説します。

 

大統領と首相の違い

〇大統領

君主のいない共和国の元首

一般に大統領は国のリーダーです。

国王が統治する君主制を廃止したり、否定した国では君主に変わるリーダーとして大統領がいます。

大統領は行政の長の呼称にもなっています。

アメリカはヨーロッパの移民から作った国のため元首である国王がいません。

また大統領は基本的には国民の選挙によって選出される場合が一般的です。

 

〇首相

内閣のトップ

首相は議員よって選出されます。

イギリスや日本のような議院内閣制の国では、選挙で与党となった党から首相が選ばれます。

首相は議会により選出されたトップで、元首ではありません。

元首とは?

外国に対してその国を代表する人のこと。アメリカなら大統領、イギリスはエリザベス女王。日本は国家元首を誰とする憲法の規定はありません。

 

大統領は国王のいない共和制の国のリーダーと定義づけることができて、

首相は議会が選んだ行政のリーダーと言えるでしょう。直接選挙なのか間接選挙なんかという点もポイントです。

議院内閣制と大統領制の違いに関しては、『議院内閣制と大統領制の違いをわかりやすく解説。メリットデメリット。』の記事をご覧ください。

 

アメリカの大統領制

行政府の首長として強い権限を持っている

アメリカはモンテスキューの三権分立の精神を色濃く継承しており、厳格な三権分立制となっています。

つまり、議会と大統領関係がはっきりと分かれていて、お互いの独立性が強く抑制を均衡をしています。

大統領は議会の制定した法律を執行するのみで、議会への法案提出権や解散権はありません。

しかし、法案の署名に対して拒否権や教書の議会送付権などの権利を持っています。

 

日本やイギリスのような議院内閣制では内閣は議会に責任を負うため、

内閣総理大臣は議会を解散させることも可能です。

しかし、大統領には議会を解散させるような権限はありません。

逆に議会が内閣総理大臣に対して不信任を出すことができますが、アメリカでは議会は大統領に不信任を出すことはできません。

大統領を辞めさせる場合は弾劾裁判にかけて有罪だと認められた時だけです。

アメリカでは大統領だけでなく、政府職員も議会に出て発言する権利がありません。議会と政府が明確に分立しているのです。

 

アメリカの大統領制はイギリスの議院内閣制と良く比較される事が多いため、

議院内閣制と大統領制の違いに関しては、『議院内閣制と大統領制の違いをわかりやすく解説。メリットデメリット。』の記事をご覧ください。

 

まとめ

この記事では大統領と首相の違いについて解説しました。

大統領制は国王(君主)のいない共和制の国で国家元首として直接選挙で選ばれたリーダーの事を指します。

首相は議会から選ばれた間接選挙の行政府の長です。

国家元首とはその国のリーダーの事を指しますが、アメリカの場合は大統領、イギリスの場合はエリザベス女王です。

日本は国家元首が天皇なのか内閣総理大臣なのかを明確に規定した憲法はありません。

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