民主主義

アメリカ大統領選挙の仕組みと選挙人について。オリンピックの年に実施。

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この記事ではアメリカ大統領選挙について解説します。

アメリカの大統領選挙の仕組みは少し複雑です。

建国当時、一般投票による大統領選出と、議会による大統領選出方式とで対立して、折衷案として現在の制度が考案されたからです。

今回はアメリカ大統領選挙の仕組みについて解説します。

 

アメリカ大統領選挙の仕組み

各州で選挙で選出された大統領選挙人が大統領を選出する間接選挙

国民が大統領を直接選ぶのではなく、国民が『大統領選挙人』と呼ばれる人達を選んで、

選挙人たちが大統領を選びます。

選挙人の人数は各州の上院と下院の議員数と同じ人数、合計535人ですが、どの州にも属さないワシントンD.C.には3人が割り当てられています。(合計538人)

各州で各政党が党員の中から選挙人を指名します。

すなわち、国民が一般選挙で「大統領選挙人」を選び、選ばれた選挙人が「選挙人選挙」で大統領を選出しているのです。

しかし、実際の投票用紙には、

【〇〇候補を支持する選挙人】

のように記載されているため、国民にとっては選挙人を選んでいるというよりは大統領の候補に直接投票しているような感覚になっています。

大統領選挙

上記は2016年の大統領選挙時の勢力図です。

例えば、カルフォルニアは55人の選挙人がいますが、各州での選挙の結果、1票でも多くの票を獲得すれば、55人すべて獲得したことになります。

「Winner takes all(=勝者の総取り)」

という表現をします。

全体の選挙人538名のうち過半数を獲得した候補者が事実上、大統領になります。

このようにアメリカの大統領選挙は、形式的には間接選挙なのですが、実質的には国民の一般投票での直接選挙であると言えます。

 

アメリカの議会派民主党と共和党の二大政党になっており、

大統領もこの100年以上どちらかの政党から選ばれています。

大統領選は大きく分けて、民主党、共和党の両党から候補者を1名選ぶ「予備選挙」と、両党の候補者から選ぶ「本選挙」に分かれています。

予備選挙は1月から7月まで開かれます。

本選挙は民主党と共和党の一騎打ちとなり、11月に有権者が選挙人を選出するスケジュールです。

 

管理人
小選挙区しかないと二大政党になりやすいんだったね!

 

もし仮に両党の候補者以外の第三の候補が現れたら?

100年以上、民主党、共和党の候補者から大統領が選ばれていますが、

もし第三の候補者が現れるなどしてトップの候補者が過半数を取れない場合は、議会下院が選出に当たります。

独立戦争で活躍したトマス・ジェファーソン3代大統領は議会下院による選出でした。

管理人
建国当時に、一般投票と議会投票でもめた経緯があるんだよね!

 

まとめ

この記事ではアメリカ大統領選挙について解説しました。

1~7月まで予備選挙にて民主党、共和党の両党から1名の候補者を選び、11月の本選挙にて一騎打ち。

各州で過半数の選挙人を獲得すると、勝者総取りの方式を取っています。

オリンピックの年に大統領選挙が行われ期間も長いのでアメリカ国民にとっては一大イベントですね。

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