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制定法の効力順位、上位法と下位法とは?上位法優先の法則。

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この記事では上位法と下位法について解説します。

イギリス、アメリカ、オーストラリアなどイギリスの影響力がかつて強かった国は、過去の判例や慣習に従う不文法の国として有名です。

日本、ドイツ、フランスなどの国は成文法の国とされていますが、成文法(制定法)の中には順位があります。

今回の記事では法の効力順位について解説します。

 

法の効力順位、上位法と下位法とは?

憲法、法律、条令には優先順位があり、どれをもっとも優先すべきか決まっています。

 

以下に効力順位を上げます。

憲法
法律(国が制定する法)
命令(行政が制定する法)
条例(地方自治体の議会が制定する法)

法令には効力順位があるため法律より憲法が上位に位置しています。

例えば、憲法と法律が矛盾・接触する場合、憲法が優先され、当該法律は無効となります。

 

命令の分類

命令はさらに細かく、

政令(内閣が制定する法)
内閣府令(総理が制定する法)
省令(各省大臣が制定する法)

に分類されます。

法の効力順位

規則には、衆議院参議院規則、人事院規則、最高裁判所規則などがあり、

立法・司法・行政で働く人達の給与を定めたり、内部規律をを守るために設けられているルールです。規則も法の一形式となっています。

地方自治体も首長や行政機関などが規則を制定できます。

 

憲法、法律、命令の関係性の具体例

憲法の基本的事件で定める「社会権」には、最低限度の生活を保障する「生存権」があります。

人間には勤労・教育の機会が与えられていて、各種の社会保障を通して心身ともに健康に生きる権利がありますね。

生存権を具体的化するための立法として憲法の下位に位置する法律では「生活保護法」や「障がい者自立支援法」があります。

生活保護法に関して言えば、一定の所得以下の人々や何らかの理由で就業が困難な人々は生活保護給付を受けることができます。

さらに法律より下位の「命令」、「規則」すなわち内閣の政令である「生活保護法施行令」や厚生労働省の規則である「生活保護法施行規則」があり、

受給資格や受給額などの細かい要件げ設定されています。

 

このように、上位法は下位法に優先しますが、

下位法は上位法を守りつつ細かく設定されていきます。

 

憲法はすべての法律に優先し、憲法に反する法律や行政官庁の命令・規則・条例は無効となります。

また、命令は法律に反することはできません。

法律と異なる内容の政令や省令よりも法律が優先します。

 

管理人
現代では、裁判所が違憲審査権を行使して法令が憲法に反していないかチェックしているね!

 

 

まとめ

この記事では上位法、下位法について解説しました。

憲法、法律、命令、条令と優先順位があり、上位法が優先されます。

 

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