民主主義

名誉革命と権利章典とは?わかりやすく解説。イギリスの立憲政治のはじまり。

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この記事ではイギリスの名誉革命と権利章典について解説します。

1640~1660年代のピューリタン革命ではピューリタンを中心とする議会派が絶対王政を倒した市民革命でしたが、

その後クロムウェルによる軍事独裁が強行されました。

クロムウェルから離れた民意は王政復古を求めますが、チャールズ2世は熱心なカトリックで絶対王政を目指したのです。

 

そんな中に起きたのが名誉革命で、イギリスの立憲政治の発達を象徴できる出来事でした。

今回は名誉革命と権利章典について解説します。

 

名誉革命とは?

流血や混乱がなく達成された市民革命

名誉革命は流血や混乱がなく達成された市民革命のた名誉革命と呼ばれています。

ピューリタン革命と併せて「イギリス革命」と呼ばれます。

 

王政復古後の国王ジェームズ2世は熱心なカトリックでイギリス議会と対立していました。

人身保護法が制定された時の国王チャールズ2世(ジェームズ2世の前任)もカトリックでピューリタンを弾圧していました。

議会は協力をしてオランダからウィレム国王を招聘して、国王ウィレムは大軍を引き連れて上陸したのです。

ジェームズ2世は戦おうとしましたが、国王軍は分裂していて戦うことができませんでした。

国民も国王排除に向けて立ち上がっていたため、ジェームズ2世はフランスに亡命したのです。

 

つまり、名誉革命はクロムウェルの死後に復活した王政が、再び議会を無視して専制政治を行ったために起きた市民革命です。

 

管理人
無血という点で名誉革命と呼ばれているんだね!

 

権利章典とは?

名誉革命の成功後、1689年にイギリスで制定された法律

正式名称は「臣民の権利と自由を宣言し、かつ、王位の継承を定める法律」

内容としては、イギリス国王の存在を絶対的なものとしつつ、議会や国民の自由と権利を定めたものです。

国王が議会の同意なしに法律を停止したり課税を行うことや、残虐な刑罰を科すことを禁じました。

権利章典は、議会主権、自由権一般、具体的には信教の自由、人身の自由、請願権、私有財産権といった具体的な権利が制定されているのがポイントです。

 

権利章典は即位した国王ウィレム3世とメアリー2世に対して、議会が奏上しました。

マグナ・カルタや権利の請願と並ぶイギリスの不成典憲法を構成する法律のひとつとして2019年現在も有効です。

権利章典はイギリス立憲政治の原点となりました。

立憲政治とは?

憲法に基づいて政治が行われること。法による権力の制限を通じて個人の権利と自由を守ろうとする政治のあり方。

 

管理人
名誉革命はアメリカ独立戦争やフランス革命に大きな影響を与えたんだね!

 

まとめ

この記事ではイギリスの名誉革命と権利章典について解説しました。

ピューリタン革命とい名誉革命をあわせてイギリス革命と呼びます。

市民革命は自由を求めるための戦いであり、国民が長年かけて勝ち取った権利です。

権利章典はイギリスの立憲政治の原点となっています。

 

 

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