民主主義

議会制民主主義とは?わかりやすく解説。十字軍がきっかけとなる?

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この記事では議会制民主主義について解説します。

市民革命を経て国民は民主主義を手に入れました。

民主主義の原則の1つに「国民主権」がありますが、国民主権とは「国の政治の在り方を決める最終決定権」のことを指します。

つまり、国民が政治に参加する事ができるという事です。

しかし、近現代では巨大で複雑になっていく国家において全国民が政治に参加する事は不可能ですよね。

そこで、現在、ほとんどすべての国で採用されているのが間接民主制であり、政治を行う場は議会になっています。

間接民主制のことを代議制とも言いますが、今回はこの議会制民主主義について解説します。

 

議会制民主主義とは?

間接民主制を「議会」を通じて民主政治を実現する理念

 

議会の成立は十字軍の遠征にまでさかのぼります。

欧州のキリスト教徒がイスラム教徒から聖地エルサレムを奪還しようとして十字軍を派遣しました。

しかし、十字軍の遠征は失敗に終わり、キリスト協会の信用と権威は失墜してしまったのです。

やがて、それまでの貴族・聖職者だけではなく、騎士、市民の政治参加が行われるようになり、イギリスやフランスで話し合いの場として「議会」が開かれるようになったのです。

議会の定義

選挙で選ばれた議員が構成員となり、法律の制定や予算の審議などの活動を行う場。政府の監視する機関でもある。

18世紀イギリスで市民階級の砦として王権と対抗する中で権限を強めていきました。

議会には一議院で議会を構成する一院制と、二つの議院で構成する二院制があります。

現代のアメリカのような連邦制国家は二院制を採用しており、国民代表としての下院に加えて、州代表の構成する上院が設けられています。

日本のように単一国家でも国会の審議を慎重することや両院に抑制機能を持たせるなどの理由で二院制を取っている場合もあります。

管理人
国民が選んだ代表が話し合う場が議会ってわけだね!18世紀のイギリスで発展して定着したよ。

 

近代議会では、代表原理や多数決原理が機能しています。

 

代表の原理と多数決の原理

代表の原理 → それぞれの選挙区に限らず全国民の意思の代表であるという事

代表の原理とは国民代表の原理とも言い、例えば衆議院選挙にて東京のある選挙区で選出された国会議員であっても全国民の意思である代表という事です。

選挙区は特定の地域の人達の意見しか反映していないようですが、選出された議員は全国民の意思という事になります。

 

多数決の原理 → 数的多数により議論の決着をつける決定方式

民主主義の基本原理の1つともなっていて、自由な討論のあとに多数の人々を説得した意見を採用します。

過半数の支持を得た意見を採用する単純多数決や4分の3、3分の2などの特別多数決があります。

 

多数決の原理を担保するものとして「少数派の意見の尊重」が重要です。

民主主義では少数派の意見を発表したり批判の自由が認められ、また意思決定に際しても多数と少数の交流が行われる必要があります。

なぜならば、少数の意見を尊重しないと多数の抑圧につながってしまうからです。

 

管理人
たとえ北海道の選挙区で選ばれた議員でも全国民の意思の代表というわけだね!

まとめ

この記事では議会制民主主義について解説しました。

議会の成立はエルサレムの遠征にまでさかのぼり、市民が政治に参加するようになりました。

選挙選ばれた議員は国民の意思を代表しているものとされ、議会での話し合いは多数決の原理に基づいています。

 

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