経済

独占資本主義とは?わかりやすく解説。年代は19世紀末のイギリスから

この記事では独占資本主義について解説します。

イギリスの産業革命では資本主義経済が確立して株市会社制度も大きく発展しました。

イギリスでは南海バブル事件を受けて1700年代は自由に株式会社を作る事ができませんでしたが、

工場制機械工業の導入もあり鉄道業をはじめとする大きな資本を必要とする産業で

次々と株式会社制度が導入されていったのです。

一方、資本主義経済においては、競争に勝った企業は弱い企業を吸収、合併するなどして規模を拡大することによって、「資本の集積・集中」が起きるようになりました。

そうして独占資本市議が誕生します。

 

独占資本主義とは?

少数の巨大資本及びそのグループが国民経済全体を支配する経済のこと

19世紀末の資本主義経済では、少数の大企業が市場を支配するようになり、各産業部門に独占企業や寡占企業が生まれました。

イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、日本などで見られた経済体制です。

 

独占資本主義が誕生した理由の1つに「恐慌」の存在があります。

資本主義経済では国家は経済に基本的に不介入のため、景気変動が必ず起きます。

イギリスでは技術革新により大量生産が進み、社会全体の購買力を超えた過剰生産と消費のミスマッチにより恐慌が発生。

19世紀を通して定期的に恐慌が発生していたのです。

そうした深刻な景気後退が起きると、真っ先に倒産するのは弱小企業です。

資本を潤沢に持つ大企業は弱小企業を吸収していって、強大化していったのです。

 

こうして資本主義は産業資本主義の自由競争時代から、大企業により独占資本主義の段階に入りました。

特に銀行を中心とした企業集団が形成されました。

 

管理人
資本が集中した結果、独占資本主義の段階に入ったんだね!

 

独占資本主義の成り立ち

独占資本主義が発展していった背景にカルテル、トラスト、コンツェルンがあります。

これらの形で巨大資本が形成されました。

カルテルトラストコンツェルン

〇カルテル(企業連合)

同一産業の複数の企業が、高い利益を確保するために価格や生産量や販売ルートで協定を結ぶこと。

カルテルに関しては、『カルテルとは?意味をわかりやすく。日本は独占禁止法で禁止。』の記事をご覧ください。

 

〇トラスト(企業合同)

同一産業、業種で企業が合併することにより、企業規模あ大きくなること。

トラストに関しては、『トラスト(企業合同)とは?意味を分かりやすく解説。合併による合同。』の記事をご覧ください。

 

〇コンツェルン(企業連携)

親会社が、株式保有を通じて各分野の企業も子会社、孫会社として参加におさめて形成される企業集団。

コンツェルンに関しては『コンツェルンとコングロマットとは?意味をわかりやすく解説。』の記事をご覧ください。

 

管理人
これらが特徴的な寡占の形態なんだね!

 

まとめ

この記事では独占資本主義について解説しました。

独占資本主義とは資本が少数の企業に主う集中することで国民経済全体を支配している経済の事です。

日本でも第二次世界大戦前は財閥が日本経済を支配していました。

独占資本主義経済は19世紀末に発展して、国家間では資本主義諸国が競って、帝国主義的海外進出を行った時期でもあります。

列強間の対立は最終的に帝国主義戦争である第一次世界大戦を引き起こしていくことになります。

 

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