民主主義

民主主義とは?わかりやすく解説。近代民主政治の成立。

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この記事では民主主義について解説します。

14~16世紀のルネッサンス運動に象徴されるように「権威からの解放」と「自由への欲求」が近代人の第一目標でした。

近代人は自由の実現のために、市民革命を通じて民主主義を求め発展させていったのです。

 

今回はそもそもの民主主義の意味について解説します。

 

民主主義とは?

国民の意思に従って政治を行う政治体制

国民の意思に従うという点で「話し合いによって物事を決定する」とも解釈できます。

市民革命以降の近代民主制は、

①人権の尊重
②権力の分立
③法の支配
④国民主権

などの原則と結びついて発達しました。

③の法の支配に関しては『法の支配と法治主義の違いを解説。実質的法治主義と形式的法治主義とは?』の記事をご覧ください。

民主主義という言葉は「Demos=人民」+「Kratia=支配」が組み合わせった語源です。

民主主義では国民一人一人が、選挙などを通じて政治に参加する事ができ、立法や政府ではなく国民に主権があります。

国のあり方や方向性を決める権利を国民が持っているのが民主主義の特徴でしょう。

 

民主主義と反対に位置しているのが「独裁政治」です。

特定の個人や党が政治権力を一手に握り、国民は支配される側になってしまいます。

 

管理人
民主主義では自由権や参政権などの人権が認められているんだね!

 

民主主義と三権分立の関係

三権分立は人民の自由を守るための権力濫用の防止システム

民主主義は三権分立という立法、行政、司法がそれぞれを抑制し合って1つの機関に権力が集中することを防止する仕組みによって担保されています。

三権分立に関して詳しく知りたい方は、『立法・行政・司法とは?三権分立の仕組みをわかりやすく。』の記事をご覧ください。

 

もし権力が1つの機関に集中してしまうと、その機関が独裁的に権力を行使して独裁的な行動をとってしまいます。

そうなってしまうと、個人の人権の確保は二の次になってしまい

民主主義を維持する事ができなくなってしまうのです。

 

管理人
三権分立という互いのチェック&バランスはアメリカの政治制度に厳格に反映されているね!

 

直接民主制と間接民主制

直接民主制 → 代表者を介さずに人民が政治に参加する事

特定のグループの全員が話し合いに参加して、直接意見を出し合いながら意思決定をするのが直接民主制です。

古代ギリシャのポリスでの民会や、現在アメリカの一部の州で採用されているタウン=ミーティング、

スイスの一部のカントン(州)で採用されている州民集会などが直接民主制の代表的なものです。

 

現代の政治では、多くの国家が国民発案、国民投票、国民解職などが間接民主制を補うものとして

直接民主制の手法として利用されています。

日本でも憲法を改正するためには最後に国民投票にて有権者の2分の1の賛成が必要です。

 

間接民主制 → 国民が選んだ代表者を通じて、政治に参加する事

民主主義は「話し合いで意思決定をする」とお伝えしました。

しかし、国民全員が話し合いに参加するとなると物凄い時間と労力がかかってしまいスムーズに意思決定をする事ができなくなってしまいます。

そこで、国民は代表者を通じて国民の意思を国家の意思の決定に反映させるのです。

代表民主制、代議制とも言います。

間接民主制は直接民主制が困難である場合に、民主主義の理念をできるだけ実現しようという制度です。

 

管理人
日本国憲法の前文に『日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し』

 

まとめ

この記事では民主主義について解説しました。

民主主義はさかのぼると紀元前5世紀頃ギリシャのアテネでは行われた政治形態ですが、

近代に関して言えば市民革命の末に勝ち取った権利とも言えます。

民主主義は人権の尊重、権力分立、法の支配、国民主権などの原則と結びついて発達しています。

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